■砂型鋳物製極厚シャーシにより、振動伝播を徹底抑止。
プロユースのアナログプレーヤー、カッティングマシーンで培われたDENON駆動技術の粋が、かつてない無振動状況を生み出しました。
ダイカストに比べ、ストレスが少なく振動の減衰が速い砂型鋳物をボトムシャーシに採用。
そして、シャーシフレームの両脇には厚さ平均6mmのアルミ押出材を用い、防振に理想的な筐体構造を創出。
さらに、大重量および低重心構造によって、共振や特定の周波数のみが伝播する弊害を徹底防止。
考えられ得る限りの防振メカニズムを投入し、ディスクに刻まれた音楽信号の鮮度を守り切り、CDの大いなるポテンシャルを最大限に引き出します。
■アルミニウム・焼結合金の複合材を採用したインシュレーター。
床と接するインシュレーター部には、焼結合金とアルミウムの異種金属の複合材を採用することで振動を熱に変換し、音質への影響をことごとく排除。
さらなる音質向上を実現しています。
焼結合金インシュレーター
■内部振動と、外乱光の侵入を防ぐトップローディング機構。
原音追究をすべてに優先させ、振動を起こしやすいトレイ部を排除。
アナログプレーヤーを彷彿させるトップローディング機構を採用しました。
またドア開口部には特殊エアシールドをほどこし、ドアには外来光をシャットアウトするためアルミ押出材を使用。
いかなるレベルでも荒れない滑らかな響きをさらに確固たるものとしています。
■全身に無共振思想が息づく3重補造フローティング。
砂型鋳物製ピックアップベースは、オイルダンバーとスプリングによる2重構造で揺れ戻しを吸収します。
さらに、このピックアップメカを支えるメカプレートもシャーシからフローティングされ、3重にフローティングした防振構造を開発。
音楽信号の純度を高め、演奏者を眼前に感じさせる音のディテールをさらに磨き上げています。
■振動の追放を徹底して究めるウェイトバランス。
トランスとPUメカニュットをセンターに配置し、基板は電源部とオーディオ部、デジタル部をそれぞれ分離し、理想のレイアウトを実現しています。
■特殊エアシールドによって音圧の影響を排除。
ドア開口部に特殊エアシールドを採用。これによって、空気の侵入をシャットアウトし、スピーカーなどからの音圧の影響を極限まで抑えます。
■安定した回転をもたらす削り出しスタビライサー。
ディスク全面をホールドすることにより、共振を抑え、読み取り信号のジッターの発生を防止しています。
また、スタビライザーが生み出す大きな慣性により、きわめて安定した回転を獲得、読み取りジッターマージンを向上させています。
ディスク全面をホールドする大口径スタビライザー
■正確無比な読み取り精度へ。リニアモーター駆動。
ディスクに記録されたミクロン単位のビットを読み取る光ピックアップ。
本機では、ギアを用いず無接触で浮動するリニアモーター駆動で、ピックアップの微小送り分解能を向上させ、高品位な読み取り精度を獲得しました。
微細なレベルの響きに込められた演奏者の想いを忠実に再現します。
■モーター、軸座、シャフトのすべてに読み取りエラーの徹底低減設計。
ターンテーブルを支える強靭な高トルク・コギングレス・モーターを開発。
また、その軸座には、高い硬度をもち、かつ摩擦係数の少ないルビーの板を採用しました。
また、ターンテーブルを支えて高速回転するスピンドルシャフトは高剛性の直径6mmの極太型。
安定した駆動で、ピットの読み取りを厳格に究めています。
ルビー使用の軸座
■発展性を秘めたデジタル入出力端子。
デジタル入力端子は、TOS-Link、COAXIALの2系統。
デジタル出力端子は、TOS-Link、BNC、平衡形ライン(AES/EBUバランス伝送)XLRの3系統を装備しています。
デジタル入出力端子
■より深く、より自在に愉しむワイヤレスリモコン装備。
ダイレクト選曲、プログラム選曲、リピート演奏、マニュアルサーチ、オートマチックサーチ、インデックスサーチ、エアタイトドアのオープイ/クローズ、4段階で表示をすべて消せるディスプレイディマーなどを離れて操作できます。
※演奏中の曲の残量表示は致しません。
■DCD-S1の主な仕様
オーディオ性能
- D/A変換部方式名
- リアル20bit ラムダ スーパーリニアコンバーター
- フィルター
- 8倍オーバーサンプリング・デジタルフィルター+GIC3次アナログフィルター
- 周波数特性
- S/N比
- ダイナミックレンジ
- 全高調波歪み率
- チャンネルセパレーション
- チャンネル間位相差
- アナログ出力電圧
- 10kΩ負荷時2.5±0.3V(UNBALANCE/BALANCE)
その他