1990年（平成2年）の発売以来3年間にわたり、洗練された都会派の単品コンポーネントシステムとして、オーディオ界に新ジャンルを築き上げたポイントコンポシリーズは、下記の基本コンセプトに基づき開発、展開してまいりました。
単品コンポとしてのオーディオ性能を凝縮し、さらにそのデザイン性、システム性等も重視したPRESTAニューバージョンは、コンパクト＆シンプルな洗練されたボディサイズをはるかに越える密度の濃い音楽性能というコンセプトをさらに徹底追求。発売以来、3年の歳月を経て、音質面でよりいっそう磨きをかけ、最新機能を装備し、システム性と音楽表現性のさらなる向上を図りました。これにより現ユーザー、及び新ユーザーに対し、その確固としたコンセプトに基づく当商品のブランド性を強くアピール、幅広い販売展開を図る所存です。
このPRESTAニューバージョンは、大型トロイダルトランス採用で80W＋80Wのハイパワー＆ハイクオリティーを実現するプリメインアンプPMA-7.5S、臨場感あふれるスポーツ中継などに威力を発揮するAMステレオ放送対応、各種タイマー機能搭載のAM／FMステレオチューナーTU-7.5S、原音忠実再生を実現するS.L.C.搭載で機能も充実のCDプレーヤーDCD-7.5S、水平ローディング機構採用により高音質を獲得、多彩な編集ワークに対応するクイックリバースカセットデッキDRR-7.5S、これらひとつひとつの磨きぬかれた個性が、コンポシステムとしての高純度な音楽再生を約束します。
形状も時代を越えた高級感と質感を大切にするため、従来モデルとのサイズ、スタイルの統一性を図っており、既発売のポイントコンポとのコンビネーションも抜群で、3年間ご愛顧いただいている大勢の方々の買い増し、買い替えも安心です。
スピーカーシステムは、すでにオーディオマニアや音楽ファンの方々から高い評価をいただいているSC-E232を中心に6タイプ。このさまざまな個性の出会いにより、クラシックからジャズ、ロック、ポップスまでジャンルを選ばず最適な音楽再生を実現するシステムづくりが可能な新時代のシステムコンポーネントです。
特長
■カセットスタビライザーとC.C.C.T.により安定走行を実現
テープ走行中のカセットハーフの微振動を抑えるカセットスタビライザーに加えて、先端素材のセラミックコンポジットを採用したカセットトレー（C.C.C.T：セラミック・コンポジット・カセット・トレー）を採用。ハーフの振動を吸収しテープの安定走行を実現するとともに、変調ノイズの低減にも効果を発揮します。
■ドルビーHXプロ、ドルビーB／Cをはじめとする高音質設計
高域のオーバーパイアスを防ぎデジタルソースのダイナミック＆エネルギッシュな高城をクリアに再生するドルビーHXプロを搭載。ドルビーB／Cノイズリダクション方式と併せて、よりクリアな原音再生に真価を発揮します。
■高速反転のクイックリバースメカニズム
録音時は、テープの終わりが近づくと赤外線センサーがリーダーテープ部分をキャッチし高速で反転、自動的に1往復します。再生時は同様に連続5回の長時間プレイも可能です。
■シンクロレコーディング機能搭載
DCD-7.5Sとの組合わせにより、シンクロレコーデインクなど多彩な編集ワークを実現。
■タイマー録音／再生機能
タイマー連動による留守番録音や、タイマープレイができます。
■使いこなす楽しさを大きく広げる多彩な編集・演奏機能
●テープの種類を自動的に判別するオートテープセレクター
●テープの残り時間を自動的に判別するテープ残量表示
●前後99曲飛び越し選曲が可能なミュージックサーチ
●高精度な4桁電子カウンター
など、多彩な編集・演奏機能を装備
仕様
●トラック方式／4トラック2チャンネル・ステレオ
●テープセレクター／3段オートテープセレクター＜NORMAL，HIGH（CrO2），METAL＞
●ヘッド／ハードパーマロイ録再回転ヘッドx1、消去：フェライトヘッドx1
●モーター／電子制御DCモーター（キャプスタン用）x1、DCモーター（リール用）x1、DCモーター（ローディング用）x1
●ワウ・フラッター／0.055％W.RMS（JIS），±0.14％W.Peak（EIAJ）
●早送り時間／約90秒（C-60）
●総合周波数特性／METALテープ、25Hz〜19kHz±3dB
●総合SN比／74dB（対3％T.H.D. CCIR／ARM・DOLBY C NR，メタルテープ）
●入力端子（VOL．MAX）／ライン：80mV（50kΩ不平衡）
●出力端子／ライン：620mV（47kΩ負荷時）、ヘッドホン：1.5mW（8Ω負荷時）8Ω〜1.2kΩのヘッドホンに適合
●外形寸法／W250xH96xD309mm
●重量／3.9kg
●電源／AC100V50／60Hz
●消費電力／17W
（平成5年）
